TOM'S LESSON :: Vol.4 :: アメリカ在住、ポートウィックパートナーのTOM金沢が執筆する最新レッスン!

TOM'S LESSON

昨年、遼君がPGAデビューした際のレポートです!

CIMG2090.JPGTOM金沢皆様、いかがお過ごしですか。まずは私事で恐縮ですが、小生、去る5月25日に日本で開催された全米オープン最終予選会をプレーしてきました。日本の石川遼君フィーバーは未だ止まることを知らず、無料で遼君が見れるということもあってか一日の予選会に2500人ものギャラリーが集まったそうです。遼君は小生の2組後のティータイム。どおりで朝一のティーショットの時は1番ホールの両わきが人垣で埋め尽くされているはずです。結果は、小生力及ばずの惨敗。残念ながら遼君もあえなく予選落ち。しかし、小生にとって大ギャラリーの中でのプレーの緊張感は結構楽しくもあり、良い経験と思い出をいただいた気がしました。

DSC05044.JPG久々の日本でのゴルフでなんたって驚いたのは、今更ではありますがゴルフコースとその設備が綺麗なこと! 整理整頓ピカピカなんです。もちろん全米オープン予選会を開催することもあったのでしょうが、きれい好きの日本人の気質がそのまま表現されていることに殊更感動しました。グリーンなんてそれこそ雑草の一本も無い! こちらのゴルフ場のグリーンは多少雑草が混ざったりするのはある意味当たり前ですから、一体どうやって整備してるの!? と真剣にお尋ねしたくなりました。ただこれって小生のような旅人にとってはメチャクチャ嬉しいことなのですが、これに慣れてしまうとアメリカに限らずどこの国へ行っても整備が悪い、汚いといった文句を言いたくなるのではと感じたのも事実です。実力的に全く歯がたたないわけではない日本のツアープロが海外で結構苦戦を強いられているのは、こういった環境の差に対する慣れの無さから来ているのかもしれません。大変なことと思いますが、日本勢もどんどん海外へ進出し、日常的にPGAツアーなどのテレビでお目にかかりたいと期待するのは小生だけでしょうか。頑張って欲しいなあ!


さて、前置きが長くなりましたが、そろそろ今回の本題に入りたいと思います。前回号でアイアンショットの重要性を書きました。ティーショットを生かすも殺すもアイアンショット次第というのがゲームの流れです。しかし、ゴルフにはミスショットがつきものです。全てのアイアンショットがグリーンを捉えることが出来るかといえば、なかなか難しいものです。そこでスコアメイクのためには、ショートゲームが大変大きな役目を担っています。これはプロのゲームとて例外ではありません。彼らはおそらくボールをグリーン中央に乗せることだけを考えたら十中八九もしくはそれ以上の確率で成功させるでしょう。しかしバーディーを狙うためにはピンをデッドに攻めることが必要です。そうするとやはり細かなミスがグリーンを外すという結果に繋がります。グリーンを外す度にボギーにしていたら、アンダーパーで戦うプロにとっては命取りです。ライや芝生の種類や状態そしてその場の状況判断によって、転がす、止める、低く、高く‥様々な種類のショットを打ち分け、ピンに寄せていくことが必要です。いきなりプロのように様々な打ち方を真似るのはどうかとも思いますが、どのようなショットを打つ場合にも一つだけ絶対の共通点があることをご存知でしょうか。それは、インパクト時に左前腕(右利き)とクラブのシャフトが概ね一直線の関係であること、つまり手の位置がクラブヘッドよりも飛球線方向に先行しているハンドファーストの位置でボールを捉えるです。これはアイアンショットの基本と全く同じ! 手の使い方も全く同じと考えていただいて構いません。この基本が出来ることでボールに正確にコンタクトすることが可能になり、ひいては様々な種類のアプローチを操ることが可能になっていきます。

P1010378.JPGプロのトーナメントを観ていると、アプローチショットにはほとんどサンドウェッジを使います。だからアプローチ=サンドウェッジ 違います! 誤解しないでください。あれはサンドウェッジで多彩な技術を屈指しないと寄らない状況だからチョイスが無いのです。サンドウェッジは、言わば諸刃の件です。難しい状況を打破するチャンスを与えてくれる代わりに、ミスは手痛い結果となる場合が多いのです。グリーンのすぐ側からダフリやトップでパーどころかボギーも取れないという経験をしたことがある方が沢山いるはずです。本当は、状況が許すのであればプロでもサンドウェッジは最後のチョイスです。ゴルフの基本はボールを転がすことであることを忘れてはいけません。転がせる状況では極力転がすことが最大のリスク回避に繋がります。従って、アプローチのクラブ選択の順番としては、パター、ランニングアプローチ(7番、8番、9番アイアン)、ピッチエンドラン(ピッチングウェッジ)、ピッチショット(ピッチングもしくはサンドウェッジ)、ロブ(ロブウェッジ)となります。

ここが重要なポイントです! パターで転がせない人は誰もいません。アプローチが苦手と自称する方は、グリーサイドの花道からはまずはパターで転がせないかを第一選択としてください。ボールの前の草を越えていきたい時は、ライニングアプローチを次の選択肢としてください。7,8,9番アイアンをパターのように使うことで何とかできるはずです。本来は、ランニングアプローチもアイアンショットの延長として完成させていきたいのですが、なんとかランニングアプローチまではアイアンショットのような手の動きを正確に学んでいなくともボールを打つことが出来ます。但し、この先のピッチエンドラン、ピッチショット、ロブショットなどは、先に説明したインパクトの腕とクラブのバランス、手の位置関係が把握できていない人にはこなせない種類のショットなのです。20~30ヤードや50~60ヤードのアプローチが蛇より嫌いというゴルファーのボヤキを沢山聞いてきました。これなどはこの象徴的な例といえますね。

前号からの続編のような内容になりましたが、もう一つ上を目指すための絶対不可欠な要素である、インパクトのバランスをもう一度強調させてもらいました。

アメリカ雑誌「TEE UP GOLF MAGAZINE」(TEE UP INC.発行)で掲載された内容です。


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チャレンジホビー「夫婦ゴルフのすすめ」
※NHK教育テレビ・毎月曜放送
番組内では青山薫プロの薦めでガダルカナル・タカ、橋本志穂夫妻が「サイカグローブ」を使用し技術向上を目指します!!

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