TOM'S LESSON :: Vol.1 :: アメリカ在住、ポートウィックパートナーのTOM金沢が執筆する最新レッスン!

CIMG2090.JPGTOM金沢今回最初のテーマは、小生の勝手な思い込みと願いを込めて「本物のゴルファーって?」というテーマです。堅苦しい話ではなく、私自身、ただの球打ち上手ではなく素敵なゴルファーになりたいと願っているので、このような話をさせてもらえたら嬉しいと常々考えていました。今回はそんなお話をさせていただきます。

ゴルフは紳士のスポーツ

DSC02419.JPG古来、ゴルフは紳士のスポーツと言われています。何をもって紳士のスポーツと言うのでしょうか? 小生は、プレー中に、ルールでは縛りきれないさまざまな局面に、どう対処していくかを指していると考えています。ゴルフはスコアを争う競技です。他人より良いスコアでラウンドすることが競技の目標です。しかし、その為に何をしても良いかといえば、それは違います。ゴルフのルールは、プレーヤー自身にかかる制約です。こういった状況ではペナルティーが課されるとか、失格になるとかが厳格に規されているのです。ところが、他のプレーヤーに対する行為のペナルティーは、明確にルール化されているわけではありません。ここが今回取り上げたいテーマの「本物のゴルファーとは?」ということです。
他人のパッティングラインを踏まない、プレーは迅速といった事柄は、ゴルフを愛する方々にとって当然と受け止められていますが、これはルールではありません。ゴルフのマナーとして古くから受け継がれているコンプライアンスのような事柄です。もちろん、度が過ぎればルールに抵触する可能性が出てくるのですが、それ以前の問題がお互い暗黙の了解で守られているから、楽しくゴルフができ、良き友人やゴルフ仲間との至極のひとときが生まれます。

ゴルフはメンタルのスポーツといわれ、精神状態が顕著にプレーに表れます。さらにはプレースタイルがそのプレーヤーの性格・人格を反映するといわれます。如何にルールに則っても、自分一人でゴルフをしているような超マイペースのゴルファーは煙ったがられます。ゴルフのマナーは、一言で言えば「他のプレーヤーの妨げになる行為をしないこと」といえます。決して、周りの人に必要以上に気を遣うとか応援するようなことではありません。自分の調子の良し悪しに関わらず、他のプレーヤーが打つ時にはお喋りを止める、他人のパッティングラインは踏まないように気をつける、次の順番は誰なのかを考え迅速に行動するなどといった、言わば大人の実社会生活の中で常識のように守られていることばかりです。確かに、自分のプレーにドタバタして周囲を見る余裕が無ければどうしようも無いのも現実ですから、これをスマートに実行するにはある程度の技量が必要になります。ただスコア的にゴルフが上手くなるだけでなく、このような素敵なゴルフファーになるために上達しようと考えられたら本当に素晴しい事だと思うのですが、如何でしょうか!
ただし、「そこそこの腕前になるまではゴルフをするな!」ということではありません。そこがゴルフのまた素晴しいところです。ちょっとしたコツを知れば、スコア的には優れていなくともゴルファーとして憧れの存在に成り得ます。そこでちょっとしたヒントを差し上げたいと思います。

プレーのシナリオを描く

CIMG2093.JPGゴルフは考えるスポーツです。スタート前に、“今日一日のプレーのシナリオを描いてみてください!” 自分だけの作戦会議です。作戦を立てるためにはデータが必要です。そのために物凄く役に立つのがスコアカードです。スコアカードには、各ホールのパー、距離、それにそのホールのHDCPが記されています。ご存知の通り、このHDCPは各ホールの難易度を1から18 まで難しい順に番号をつけて教えてくれています。これを活用してください。実力に応じた現実的な想定で、攻めるホールと守るホールの区分けをしてみて下さい。そして、基本的に自分で描いたシナリオに沿ってプレーを進めていくのです。もちろん予定通り行かない時がほとんどでしょう。しかし、行き当たりばったりでプレーしてあるホールで突然大叩きしてしまい今日は終わりと取り乱すのとは、精神状態をコントロールする上で大きな差を生み出してくれます。一球入魂、一打一打その瞬間に集中することは大事なことです。しかしいつまでも良い球が出たとか出なかった、芯に当たった当たらなかったなど一喜一憂するばかりでなく、全体の流れとして18ホールの展開をイメージしプレーすると、調子が良ければさらに良い結果を生み、調子が悪くてもメチャクチャにならない結果を齎してくれます。 18ホールのプレーには4~5時間を要します。そんなに長い時間集中力をキープすることは、仕事でもかなり難しいはずです。集中力のONとOFFをコントロールし、そのスイッチを入れたり切ったりしながら、18ホールを楽しんでいくことを、是非トライしてみてください。必ず違いを見出せるはずです。

次回からは、その前提に則って、1ストロークの差を生み出すテクニックや練習法などを紹介できればと思います。忘れないでください! 100を切る、90を切る、80を切る、できれば70を切る等、その壁に迫ったときに押し寄せるプレッシャーは1ストロークの重みです。レベルの違いに関わらず、1ストロークを確実にセーブできる考え方と技術がゴルフというゲームの本質を支えています。


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チャレンジホビー「夫婦ゴルフのすすめ」
※NHK教育テレビ・毎月曜放送
番組内では青山薫プロの薦めでガダルカナル・タカ、橋本志穂夫妻が「サイカグローブ」を使用し技術向上を目指します!!

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